ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

千年万年りんごの子・全3巻(田中相)感想&あらすじ・主人公は昭和二十三年冬、寒波の来た日に捨てられていた雪乃丞…ネタバレ注意。 #マンガ


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

感想

昭和二十三年冬、寒波の来た日に捨てられていた雪乃丞。雪深いりんごの国に婿入りすることになり朝日というリンゴ農家の娘の夫となります。最初はそれだけで、りんごに対してとても情熱をもった奥さんと少しずつ仲良くなって幸せに暮らしていくという話だと思いたのですがある大雪の日に朝日は風邪をひいて寝込んでしまいます。

かわりの仕事を引き受けた雪乃丞は配達の帰りに、こんな大雪の日に実をつけていたリンゴの木を見つけ、そのうち何個かをもいで帰ります。そのリンゴをすりおろして食べさせ、楽そうになった彼女をみてほっとします。リンゴをとってきた旨を義理の家族たちに話すと一瞬でしんと静まり返ります。とってきた他のリンゴは土くれになって袋の中に入っていました。

「おぼすな様のリンゴを食えば祝福をもらう」そう義父に言われた雪乃丞は自体が飲み込めず村中を聞いて回りますが手掛かりはなし。家に戻るとそこには全く別人のようになった妻の姿があったのです。こんな地元伝承なようなこと、絶対にあってほしくないですが、私の地元にもこのような呪い封印のような話が伝えられており、夫は全く信じませんが私は恐ろしく思っています。3巻完結ですが、ひと言で悲しいと思う話でした。