ドラマ「ごめんね、青春」知らぬが仏のままでいいじゃないのかな?
大好きなクドカンさんの「ごめんね、青春」では、そろそろクライマックスに向けて動き出した気配があります。
コメディタッチなんだけど、自分の犯した罪を抱えて悩むへえちゃん先生の日常はとても道徳的です。
誰にもひとつくらい、人に言えない過去の罪があるものです。
妙に感情移入してしまいます。
普通のドラマなら、へえちゃん先生と蜂矢先生が不器用ながら恋を実らせハッピーエンド、というところでしょう。
しかし、蜂矢先生の家族をめちゃくちゃにしたのは、何を隠そうへえちゃん先生なのですから、そう簡単には済みそうもありません。
私は、へえちゃん先生が過去の罪を告白して、恋も実らず切なく終わってしまうという結末なのだろうと、どこかで覚悟しています。
だって、蜂矢一家にしても、幼なじみのサトシにしても、「今さら言うなよ!」ってなると思うんです。
自分のタイミングで告白して気持ちが楽になって。それってあまりにも自分勝手すぎるんじゃないかと怒ると思うんです。
そこからの愛情・友情の再構築は実際かなり難しい感じがします。
ただ、希望としては、洗いざらい告白しようとしたへえちゃん先生をサトシが止めて、蜂矢先生と結ばれるといいなと思っています。
きっと、サトシは放火の真犯人を知った上で、蜂矢父の畑を手伝っているような気がするからです。
ということは、お母さん菩薩様は成仏できませんね。