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バサラ-BASARA/最終回感想ネタバレ注意!一番好きなのは旅人であり更紗に想いを寄せる揚羽です…(あらすじ)。


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「BASARA」が面白い!揚羽の最後と更紗のその後。

BASARAは田村由美さんが作者の全27巻のファンタジー漫画です。
預言者から運命の子と呼ばれたタタラの妹である更紗が主人公です。運命の子であるはずの兄タタラが殺害され、更紗が性別を偽りタタラとなって戦いを繰り返しながら多くの人を導きます。つまりは運命の子とはタタラと名乗る更紗のことだったのです。

更紗が結ばれるのは敵対していた赤の王首理なのですが、私が一番好きなのは旅人であり更紗に想いを寄せる揚羽です。
旅人である揚羽は複雑な生い立ちなのですが、ふわふわしていそうで実は一途に更紗を愛します。愛しながらも、首理から奪うことも想いを告げることもなく更紗をいつも包んで助けてくれるのです。
旅人ですからひとところには止まりません。ですが、更紗がピンチの時には必ず現れ、時には言葉で心を救い、時には力で命を救い、いつも余裕を見せるその姿は本当に大人の男の人です。
最後の最後に、更紗を救い揚羽は死にます。地下で、命は潰えているのに、幻となってまで更紗を出口へ導くのです。抜け出た瞬間、揚羽がいるはずもないこと、振り返ってもいないことに更紗が気づいた瞬間建物全てが崩れ落ちます。思い出しても涙が止まりません。預言者から揚羽は更紗が「愛する人」と言われていたのですが、揚羽の最後の言葉「結ばれねぇ女ってとこがみそだったな…」はなぜか何年たってもたまに思い出します。
もちろん更紗と首理は結ばれます。その後、男と女の双子を授かります。更紗と首理の二人が戦い、仲間や大切な人を失いながら導いた世界を、子どもが生まれてからも優しく導き続けていることが描かれてこの漫画は終わります。これについては納得の最後で、あたたかな気持ちになりました。
ぜひオススメです。