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こどものおもちゃ/最終回感想ネタバレ注意!主人公紗南のインパクト強烈なママが大好きだったなぁ…(あらすじ)。


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『こどものおもちゃ』今でも「久しぶり!元気だった?」と言える友達みたいな大好きなキャラクター達。

まず最初に。この作品が今でも大好き。きっとこれからもずっと好きなんだろうな。といえる作品に出会えた私は幸せ者だと思う。
「こどものおもちゃ」略して「こどちゃ」を読んでいたのはまだ中学生の頃、アラサーになった今でも時々読み返している。今もまた読み返してみたばかり。

私は主人公紗南のインパクト強烈なママが大好きだったなぁ。あのとことんブッ飛んだお母さんあって紗南のハイテンションで超ポジティブシンキングなキャラが出来上がっていったと思うから。
作品では楽しいことも辛いことも本当にいろいろあったけど(気になった人は原作を読んでね)、周りの人たちに支えられていく様子や、紗南や秋人達が絆を深めながら、成長していったことに、今は親のような気持ちで嬉しくなってしまうのは、やっぱり年をとったからか……(汗)

当時こどもだった私が、大人になってこの作品を読む時に感じることは、漫画だからご都合主義的な部分は多少あるけど、紗南たちは挫折を知っていて、その中で今できることをがむしゃらに精一杯して日々を過ごしていたこと。そんな一途で真摯な生き方今の私に出来てるだろうか。
好きな人のことを自分のエゴを押し付けるのではなく、自分の気持ちを時にはセーブして相手の背中を押してあげるような、相手を大切に思う純粋な気持ちの大切さや美しさ……とか。今の少女漫画の恋愛モノって、好き=sexという展開を含むものがとても多いと思うけど、この漫画はそうじゃない。その先にある“妊娠”ということも触れている。性はとても大切なことで真剣に考えなくてはいけないことだと。

最終回は、2年近くの年月が流れていくため、何度も場面が変わっていくけど、スーっと私の中に入ってくる。たった1話だけど紗南達の2年分の足跡が浮かんでくる。紗南達の仲間になったみたいに一緒に喜びながら。
紗南と秋人、互いにどちらからともなく連絡が減っていく、そして年月だけが過ぎていく……そんなシーンの切なさも、実際学校を卒業してから会わなくなって疎遠になってしまった友達を思い出してしまう。

時に、紗南達と同じ子供目線で、時に実紗子ママと同じ大人目線で。子供と大人の両方の気持ちで楽しんでいる。そして今でもページを開くと最終話の最終ページの紗南のあの笑顔で、「ひさしぶり!元気だった!?」と再開を喜び合えるようなそんな友達みたいな作品と最終回なのである。