安野モヨコの「鼻下長紳士回顧録 上」は登場人物が魅力的です
20世紀初頭のパリの娼館を舞台にした漫画です。主人公・コレットは、職を探すために田舎からパリへ来て、貧乏画家・レオンと出会います。始めはお針子をしていたコレットですが、ヒモ体質のレオンを支えるために、娼婦へと身を落とします。
パリの娼館を舞台にしているので、洋服、アクセサリー、調度品などの描写が美しく、「これぞ安野モヨコの漫画!」という感じです。また、登場人物も魅力的です。特にコレットのヒモ・レオンについては、「いるんだよね、こういう悪い男…」とウンウン頷きながら読みました。レオンは色男で、DVで、画家という割には絵を描いてなくて…と大概ろくでなしですが、でも憎みきれないんですよ。この男には破滅させられても構わないと思える圧倒的な魅力があるんです。特に、レオンがコレットに「俺は絶対お前のこと離さない…」と泣くシーンは、「嘘つけ!」と突っ込みながらもクラクラしましたね。
華やかな世界観が好きな人、タチの悪い男に口説かれてドキドキしたい人、ぜひ読んでみてください。
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ありがとう寄稿(マンガ感想記事)。
大人と子供のそれぞれの言い分や、大人たちのこころを取り戻すために尽力するこどもたちの活躍が見所です。
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