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感想・書評「国盗り物語:司馬遼太郎著」ネタバレ注意・一介の油売りから美濃国国主にまで上り詰めた…斎藤道三の生き様を描く前編(レビュー)。 #読書


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「国盗り物語」 司馬遼太郎著 斎藤道三の生き様を描く前編

一介の油売りから美濃国国主にまで上り詰めた斎藤道三と、彼の生き様を受け継いだ織田信長・明智光秀の生き様を描いた全4巻シリーズ。私は第1巻を読みました。
第1巻は、斎藤道三が素浪人から大阪の名うての油屋に婿入りし、美濃国の家老になるまでを描いたもので、第1巻らしく、勢い溢れる鮮やかな筆致で読者をグイグイ引き込みます。

本書での斎藤道三は、したたかな策略家ではあるものの、勢力気力あり余り、肝の据わった魅力あふれる人物として描かれています。特に武芸の並々ならぬ秀でた様の描写は若干誇張に感じる場面もありますが、だからこそスリル満点の描写が説得力を持って描かれます。特に、主君の愛妾である深芳野を貰い受ける際、槍で襖絵の虎の目を射抜く場面の緊迫感は特筆すべきものがあります。
本作で忘れてはならないのは、女性描写の豊かさでしょう。油屋の大店「奈良屋」の美人後家おまあ、美濃国主の愛妾深芳野から、のちの小見の方となる女児に至るまで、それぞれの全く異なるキャラクターを見事に描き分け、仙谷の物語に華やかな彩りを添えています。おすすめの一冊です。

ありがとう寄稿。

エンディングに向かって話を徐々に話を盛り上げ、最後に泣かす演出がある、といった正統派のストーリー展開で、ある意味ストーリーの先の流れがわかるような展開でしたが、それでもエンディングに歌が流れた時にはやられました。ストーリーに詰まっていた感動が全て歌で解き放たれたような感覚で、人目を気にせず泣いてしまいました。

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