」で便利でお安く。仮面ライダー公式写真集 仮面ライダー&MACHINE ビジュアルブック 良くはないかなぁ……
2016年の大晦日に発売された本ですが、仮面ライダーの写真集という意味合いのムックとしてぴあから発売された本は今回で4冊目となります。
簡単に言えば、1冊目は『仮面ライダー』〜『仮面ライダーオーズ』までの40年を記念した写真集で、新造型になるライダースーツをシチュエーション毎に綺麗に収めていて良い感じでした。
2冊目は『仮面ライダードライブ』放映時の映画『仮面ライダー3号』の公開を記念して出した本だったので、3号に割かれるページも結構あり、前作が出た際にいなかったライダーも保管されていて良かったです。
3冊目は『仮面ライダーゴースト』放映時にライダーシリーズ45周年記念作品として公開された『仮面ライダー1号』の特集でした。
前2作同様の作りでしたが、仮面ライダーの代名詞たる藤岡弘、さんのインタビューなんかもあって良かったです。
そして、今作……仮面ライダーと言えばバイクですが、『仮面ライダー』〜『仮面ライダーエグゼイド』までの仮面ライダーとバイクのコラボと『仮面ライダー電王』放映から10年として巻末に数ページの電王特集があります。
仮面ライダーとバイクをコラボした写真集は無かったので企画は悪くないんです。
しかし、昭和ライダーの扱いが雑で酷い作りです。
昭和ライダーやバイクの写真は全て劇中の1シーンやスチール写真を切り取った物で、何の脈絡も無いイメージの背景と合成しているので自然さの無い違和感有り有りの写真となっているし、仮面ライダースーパー1はバイクを2台持っているのに1台しか掲載されない、仮面ライダーシンはバイクに乗っていないので仮面ライダーとしてのラインナップから外されている。
配信番組として放映されたマイナーな番組の『仮面ライダーアマゾンズ』は見開きページで載るのに、『仮面ライダー』の焼き直しというべき映画『仮面ライダー THE FIRST』『仮面ライダー THE NEXT』は思いっ切り無視！
普通は歴史の中で取り零しが無いようにだったり、回を増す毎に良い物が出来るようにしていくのが普通だと思うのですが、時間が足りなかったのか？やる気が無かったのか？どちらにしろやっつけ仕事が見え見えで作品に対するリスペクトが感じられないです。
正直、コレクターズアイテムとして購入しましたが、素人がやり方だけ教わって作った方がよほど良い物が出来るだろうし、幾らオールカラーの本だからといって定価分の代金を払ってまで見る本ではないような気がしました。
