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感想・書評「ねぼけ人生・著:水木しげる」ネタバレ注意・幼少期からの売れっ子作家になるまでの半世紀が綴られた自伝(レビュー)。 #読書


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ねぼけ人生(著:水木しげる) 水木先生の「生きる力」に感嘆!

「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」等でおなじみの水木しげる先生の著書。
水木先生の魅力を知った某本で「この本は人類必読の書だ」と紹介されていたので、是非ともと手に取ったのがキッカケです。

水木先生の幼少期からの売れっ子作家になるまでの半世紀が綴られた自伝です。
戦時中に兵隊として南方ラバウルへ出兵した際に、左腕を失っておられるわけですが、不屈の精神で戦場を生き抜かれたわけです。
ここで不屈と言えば、クソ真面目な感じなのですが、やれ、原住民の方々と親しくなって食べ物を振舞われたり、さらには一緒に畑を作ってイモを育てる始末。
こんなですから上官にいつもビビビとはたかれてしまう…でも、いつどこであっても自分のしたいことに素直に行動されていたのです。
これではちっともクソ真面目とはいえません。
クソ真面目性格な私からすれば、非常にうらやましい限りです。

近年、生きる力を持とう!ということを聞きますが、じゃあ、生きる力って何?と思っていました。
寝たければ寝る。食べたければ食べる。それも、真剣に。
そして、死にたくなければ、生きる!!

…というメッセージをこの本から受けました。
人類必読の書、というのは正解だったな、と思います。