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千住クレイジーボーイズ/テレビ感想2017年&あらすじネタバレ注意・出演は塚本高史、小池徹平、比嘉愛未ほか。足立区出身の芸人・スマイリーキクチも喫茶店のマスター役。 #TV


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2月16日放送「千住クレイジーボーイズ」

NHK BSプレミアムで2月16日に放送されたスペシャルドラマ「千住クレイジーボーイズ」を観ました。
出演は塚本高史、小池徹平、比嘉愛未ほか。足立区出身の芸人・スマイリーキクチも喫茶店のマスター役で出演しています。

このドラマは、足立区千住を舞台に繰り広げられる下町の人情物語。
売れないドン底芸人がひょんなことから千住の銭湯で働くことになり、そこで出会った人達との交流や自身の成長などが描かれています。

特に気になった人物は、比嘉愛未演じるシングルマザーの指江のばら。
彼女の置かれている状況はこのせちがらい現代を象徴しているかのよう。
一人でも立派に子育てしてやるんだって意地を張って、誰かに助けを求めたら負けだって思ってる。彼女のその突っ張った生き方が切なく感じました。
そんなのばらに商店街の床屋・野町が言った「どうしたらいいか分かんなくなったらよ、とりあえず助けてって言やいいんだよ」というセリフが心に染みました。

ドラマ後半で、 塚本高史演じる主人公・辰村恵吾が「足立区あるある」の漫談をしていましたが、実際ドラマ内でも様々な“あるある”が登場しています。
辰村が漫談を披露したシャボン玉のイベントは、「Memorial Rebirth 千住」という実際にあるイベントですし、ドラマ内の「せっかく足立区の犯罪件数が、23区ワースト1位から4位にまで下がったのに」というセリフ、これも事実。
そういうのを探しながら観るのも楽しかったです。

スペシャルドラマにしては一時間と少し短めでしたが、人とのつながりが希薄な現代に、人との触れ合いや助け合いの精神など人情味溢れる下町の姿が描かれた、心温まる素敵なドラマでした。