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ミアがセブに、「オーディションを受けても、泣くシーンで審査員が笑ってる」と自分の現状を打ち明けるシーン…映画感想レビュー「ラ・ラ・ランドを見たら気がついたら泣いていた話」評価ネタバレ注意。 #MOVIE


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ラ・ラ・ランドを見たら気がついたら泣いていた話

アカデミー賞で話題になっていた「ラ・ラ・ランド」を見た。どうしても見たくて見に行った、というよりは、話題だし話のタネにでも、というくらいの軽い気持ちだった。(映画館のポイントが貯まっててたまたまタダで見られたし)時間も丁度いいし、見てみるか、みたいな感じだった。しかし、映画を見終わって劇場から出てきた私の目は、真っ赤だった。鼻まで赤くなっていた。3回も、劇中で泣いてしまった。
初めに涙が出てきたのは、ミアがセブに、「オーディションを受けても、泣くシーンで審査員が笑ってる」と自分の現状を打ち明けるシーンだった。はっきり言って、見てるのが辛いくらいだった。いつかこうなりたいと夢見て、しかし挑戦は上手くはいかず、夢破れる悲しみを味わうばかりの日々。目標を、志を持っている人ならば誰しも心に刺さるシーンだと思う。二回目に涙が頬を伝ったのは、ミアの初めてのひとり舞台の終演後、慌ててやってくるセブとのシーン。「彼だけは信じていた」そんなミアの心の叫びが、寂しさが聞こえてくるようだった。そして最後は、ふたりが再開した後、夢(理想)の中で、ミアのひとり舞台にカーテンコールでセブが誰よりも熱狂し、拍手を送るシーン。こうなれば良かったのに、と思わずにはいられなかった。ただひたすらに心が痛く、映像の美しさと音楽の心地良さに癒された。私にとってこの映画は、夢の厳しさを教えてくれるものとなった。