チーム・バチスタの栄光 海堂尊 展開が完璧でした!
ドラマ化、映画化もされたチーム・バチスタの栄光という海堂尊(かいどうたける)さんの作品は私の今まで読んできた小説の中でも、1位2位を争うほどのおもしろさでした。
今までの私は、医療ものの小説というと難しい医療の専門用語ばかりが並ぶつまらない類のものという印象でした。しかし、この小説は、ドラマを見終わったあとに読み始めたのですが、医療についてさほど詳しくない私でも理解できるようにほどよく解説され、ほどよくセンチメートルが組み込まれてる読みやすい小説でした。
最後の最後まで犯人がわからなくなっていて、本当にうまい描写といいますか、伏線の並べ方といいますか、本当に小説の世界に引き込まれていきました。
田口先生と白鳥さんの関係性はドラマとは多少違うように感じたものの、素晴らしいストーリー展開で一気によみすすめてしまいました。
今後海堂尊さんの別の作品も読む予定なので、そこにもこのチーム・バチスタの栄光の伏線が含まれていたら、本当に脱帽だなと読む前からわくわくしています。