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感想・書評『果鋭:黒川博行』ネタバレ注意「元マル暴刑事二人の堀内と伊達がパチンコ業界の裏の実態にせまり、暴れまくる」(レビュー)。 #読書


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果鋭 黒川博行さんのお得意の大阪ものです

ご存知、黒川産の大阪のヤクザ屋警察ものです。

今回の主役は、元マル暴刑事二人の堀内と伊達がパチンコ業界の裏の実態にせまり、暴れまくる、いつもの黒川さんらしい痛快な物語です、この本の好きなところは、関西、特に大阪の地名や、その場所に車で向かう時の道順が丁寧に描かれているところです。読んでいて「あっ、そこ通ったことある」とか「その道知ってる」とか、「そこにそんなとこあったっけ?」とか、よんでいくと色々と楽しい思い出に繋がる場面あ沢山出るところです。多分、大阪で暮らしている、いや、大阪の町を車で走った経験がある読者にはたまらないものがあるのです。逆に知らないところも沢山出てきて、例えば黒川さんの本の中に能く出てる「島之内」やその島の内にある、闇の診察や手術をする医者などは、本当にいるのではと思わず本気で思ってしまいます。そんなふうに、読みだすと楽しい反面、ヤクザをボコボコにしてしまう、元刑事二人の暴れっぷりには感心してしまいます。「よくこんなんで、世の中渡ってるのやな?」と感心しきりです。この二人、実は実在の人間だったら面白いですね。