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感想・書評『消えた少女 吉祥寺探偵物語:五十嵐貴久・著』ネタバレ注意「バツイチで小学生の息子を育てている主人公」(レビュー)。 #読書


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「消えた少女 吉祥寺探偵物語」 五十嵐貴久・著

素人探偵物語。バツイチで小学生の息子を育てている主人公。コンビニのバイトをして、夜はバーに飲みに行く暮らしです。
ちょっと頼りないが、一応責任感はしっかりとしている憎めない人物です。「オカマの京子」から持ち込まれた行方不明の猫探しに成功して、今度は人間の少女探しを頼まれます。
ほんの少しの間に、姿を消してしまった少女です。読みながら推理してみますが、全くわかりません。作者はとんでもない人物を、犯人と設定していました。
この仕掛けは、全くわからなかった!推理が追いつかない誘拐ストーリーになります。主人公は小さな事実を少しづつ積み上げ、少女の行方不明を解き明かしていきます。
なんだ~できる男ではありませんか!バツイチの原因は相手のほうにあったのですね。そんな主人公の暮らしの理由を絡めながら、事件を解決していきます。
吉祥寺が舞台なので、吉祥寺に住んでいるか、土地勘があると、もっと面白くなると思います。
文庫書下ろしの小説です。続編が読みたいです。