一見恐ろしいイメージのある本だが納得いくところがある
本屋さんや新聞で、以前ベストセラーとして紹介されており、父という病という関連本も出ました。将来のことについて悩んでいたので、自己啓発として読んでみようと思いました。
最初は、学校の心理学の授業や今まで読んだことがある心理学関係の本で、人間の悩みの原因は育ってきた環境や親との生活が関わっていると習ったので、そういう内容なのだろうと思いました。また、父親よりも母親は出産は勿論、子育ての時間が長いから子供との関係も濃いことが書いてあったり、題名や表紙のイラストを見ても恐ろしいことが書いてあるのではという印象を持ちました。
実際読んでみると、他の自己啓発本などと一緒で引きこもりや不眠といった原因不明の精神症状は勿論、援助交際と言った若者と関わりのある謎の行動は、探ってみると母親は勿論、母親ばかりが原因なのではなくて、母親の親にも関わっていることが分かりました。
ジョン・レノンなど世界で有名なアーティストを例に挙げて解説をしており、内向的な性格の人ほど芸術的な感性があると聞いたことがあるので、なるほどと思いました。
また、自分だけではなくて有名な人も人生に悩んだ時期があるんだなと思うと気にする悩みではないのかなとも思いました。
結局、母親との関係に悩み、乗り越えた人もいればそうでない人もいて、難しいなと思いました。