脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術 樺沢紫苑 どう時間を使うべきかを考えさせる1冊
本書は精神科医でありながらネットを通じて様々な心理学や精神医学に関する情報を発信している著者による時間のメソッド本。
本職の他に雑誌の執筆、メルマガや書評などを忙殺されるんじゃないかというほどの活動家で、ウェブ上でその存在こそは知っていたものの著書を買ったのは初めてなので「なにをやっても24時間しかないんだし時間術なんてどれも一緒だよ」と思っていた私が思う以上の内容だった。
いままで読んだすべての時間術の本にはあいまいに書かれていた部分を合理的な観点で解説していたことがより好感を持てたポイントだろう。
人間の集中時間、集中するために雑念を消去をする方法、制限時間の具体的な立て方、朝昼晩でそれぞれの場面で使える時間術、自由時間を捻出するためには……と様々な事柄が具体的に書いてあるのがグッド。
何より個人的にこの本を色々な人に薦めたい理由が明日からではなく「今」から始められるようなものばかりなので、時間に余裕がない人はぜひとも一読してもらいたい。
すべて実践することはまだ出来ていないが、それでもスキマ時間ができているのは本当だ。