『この「こだわり」が、男を磨く』は男として身につけたい事柄が満載です。 里中李生著
いつまでも魅力のある男性でありたい、私はいつでもそう感じます。周囲に手本となるべく男性がいれば、このような本を手にしていなかったかも知れません。今を思うと、そんな理想像が居なくて良かったと感じます。なぜなら、理想像のモノマネをする、もしくは理想像を越えられない自分の人生となってしまうからです。
色んな人と会い、または得られる情報を元にどうすれば自分の理想に近づけるか?人生を全うできるのか?を常日頃から考える人生、創っていく人生の方が楽しいと感じます。いや私には向いているとも思います。この本では、「真に格好良い男性像」を追い求め、簡単に出来ることから、デキる男性でしか出来ない離れ業まで紹介しています。
常人では真似のできない考えもありますが、徐々にでも出来れば良いと私は感じます。今日明日にでも出来ることは「男は群れない。スマホの奴隷にならない」という文章。一流と言われるプロ野球選手が群れているだろうか?イチロー選手が日々、誰かとつるんでいるだろうか?と筆者は指します。
そんな暇があったら、イチロー選手はトレーニングを黙々とやっているのではなかろうか?イチローに限らず、一流の野球選手なら個人で動いていることは大変参考になります。では、スマホの奴隷について。私は3年前に全てのSNSをやめてしまいましたが、その理由は「人を追いかけている行為はみっともない」という理由でした。里中先生のご指摘も似たもので、スマホを絶えず見る暇があることは自分の目標が何もないということ。
情けない男と言われても仕方のない顛末です。時代の流れという言葉はあれど、自分の確固たる世界を持ってこそが「デキる男」のはずです。自分を見失いかけた際に、また開いてみたい一冊でした。