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感想・書評『ダークルーム:近藤史恵・著』ネタバレ注意「第1作の「マリアージュ」は、毎晩一人でディナーを食べにくる女性のミステリー」(レビュー)。 #読書


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「ダークルーム」 近藤史恵・著 ミステリー短編集

「近藤史恵」は、とても多才な作家です。いろいろな種類のミステリーを書いています。軽いミステリーの「女清掃人探偵・キリコ」シリーズ、時代小説「猿若町捕物」シリーズ、「ビストロ」シリーズ等・・本格推理の小説もあります。
この本は短編が8作収録されています。今まで「近藤史恵」の本を読んだことのない方に、おすすめです。すべてミステリーですが、読後のなんとも言えない味わい、やさしさ、人生を考えさせられる物語にあふれています。
第1作の「マリアージュ」は、毎晩一人でディナーを食べにくる女性のミステリーです。どんなわけがあるのだろうか?ひょっとして僕のことが・・と、思ってしまうシェフなのです。
この女性の持つ、とんでもない秘密があきらかにされます。え~~!と、声が出るほどの驚きでした。そのうちに女性は姿を見せなくなります。
果たしてどうだったのか?結果は良かったのだろうか?最悪の結末になったのだろうか?シェフはこれからの自分の仕事に、しみじみとした思いを抱くのです。
他の収録作品の、それぞれの味わいを楽しんでほしい本です。