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生き方に悩む人に考え方の変化をもたらす一冊・感想・書評・嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健・ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


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私がまずこの本を読みたいと思った理由は無論、タイトルに衝撃を受けたからである。普段から嫌われることを恐れて生きてきた私にとってこの本の嫌われる勇気というタイトルはまさに自分の生きてきた人生に、違う!と言われたような気がしたぐらいだ。
本書は悩みを持つ青年と哲人との対話形式で話が進んで行く。その青年の悩みを哲人が20世紀初頭に出現したアドラー心理学を用いて悩みを解決する術を青年に教えていき、会話をするという形になっている。
この青年の悩みというのはいわば普通の人々が持ち合わせている大凡の悩みであり、顔がよくない、自信がない、出自や学歴が良くないといったものである。
これに対して哲人はアドラー心理学を用いて全ての悩みは対人関係にあると一蹴する。
青年の悩みについて事細かに解決策を提示していく哲人の考え方は現代の若者にとっても革新的な考え方なのではないかと私は思った。
なぜならSNSを用いて常に人と繋がり続けて成長してきた若者にとって対人関係というのは避けても避けられないものになってきているからだ。
SNSにおいて、人の幸せを見て劣等感を感じる人や誹謗中傷を受ける人、あるいは自身のことを過度にSNSに投稿し、軽蔑される人。
これら全ても対人関係における悩みや問題である。
まさに今を生きる若者は対人関係における悩みを抱えている人ばかりだ。
そんな若者にこの本は是非読んでもらいたい。
固定概念にとらわれない革新的な考え方を知ることができる唯一無二の本であるからだ。