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「特捜9」最終回拡大スペシャル(6月13日(水)21時スタート)「暴力団組織と警察を己の野望のために利用」【テレビ感想2018年ネタバレ注意】。 #TV


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特捜9最終回は暴力団組織と警察を己の野望のために利用しつくした法務大臣・高森の悪事を特捜班が暴くストーリーでした。己の権力を拡大するために、殺人をおかした幹事長のバカ息子や、不仲の妻の死までも利用するような悪徳政治家。警察組織の一部とも癒着し、真相に近付いた刑事は死に追いやられます。だけど特捜班は諦めず、最後には粘り勝ちを収めました。
5年前の宗方班長を苦しめた事件、1年前の特捜班が解散させられた事件、今回の法務大臣夫人の殺害された事件と時期の違う3つの殺人事件を扱っているのに、全てが黒幕と実行犯が同じなので、分かりやすくスッキリと頭に入りました。しかも5年前と1年前の事件は今回のドラマがスタートした時からずっと謎のまま伏せられていたので、早く真相を知りたいとじりじり待っていたので、最終回の殺人の解明で一本の糸として繋がってのだと判明させる鮮やかな脚本でした。
犠牲となった二人の刑事の死からは、組織が腐っていて属している者を切り捨てる冷酷さを感じましたが、高森が捕まったことであの世で少しは無念が晴らせたでしょうか。
主人公の特捜班主任・浅輪を演じるイノッチはちょっと滑舌が悪くてセリフが聞き取りにくいし、演技が上手いとも思えないのですが、チームワークを大事にするところ、後から入ってきた上司と心を通じ合わせる場面、奥さんを大事にしているシーンなどに温かい人柄が感じられてとても好感のもてる主任像になっていました。演技力が気にならないほどの魅力が感じられことは、役者として素晴らしい長所だと思います。。