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イニシエーションラブ 乾くるみ 二度読み必須!ネタバレ注意「AサイドとBサイドの2部から構成される」(レビュー)。 #読書


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イニシエーションラブはAサイドとBサイドの2部から構成される、「たっくん」と「マユ」の恋愛小説。合コンで出会い、徐々にじれったいながらも二人は距離を縮めていくところは多くの人が共感できるのではないでしょうか。私はそうでした(笑)。やがて互いの気持ちを確認し、ようやく結ばれるところは自分のことのように喜べました。
「たっくん」の就職で、マユは静岡、たっくんは東京と微妙に遠距離恋愛となってしまいます。たっくんは忙しい仕事の合間を縫って車を飛ばしマユに会いに行き続けますが、二人は徐々にすれ違っていきます。しかもたっくんは同期の女の子からのアプローチを受け、ついに二人の仲は、、というストーリーだと思ってました。ラスト2行を読むまでは。いや、先に書いたことは間違ってはないのですが、とにかくラスト2行で全てがひっくり返るといいますか、私はしばらく意味が分かりませんでした。ようやく意味が分かると、すぐにまた最初から読み返したくなりました。2度目は、最初に読んだ時とは各シーンで受ける印象が大きく変わり、まるで違う小説を読んでいる気分にまでなりました。恋愛ものなのにミステリーに分類されているのも納得です。小説を読んで「やられた、、、!」と思いたい方、ぜひ読んでみてください。