バラ色の人生は、ルーフトップで月に一回更新されているコラムが書籍化されたもの。
アーバンギャルドというバンドのボーカル、浜崎容子が過去のいじめやトラウマ、思い出話を中心に書き綴っている。
バンドの中での浜崎容子は、お人形さんのように可愛く、そして綺麗。
ボーカルなので歌唱力も高く、非の打ち所がない女性なのだが、過去の彼女の話を読んでみると、そんな彼女とはギャップがありすぎるくらい面白い話が詰まっている。
例えば、小さな頃、友人宅で出されたチョコレートがどうしても食べたかったのだが、食べたいと言い出せず、帰宅途中にチョコレートの歌を作詞作曲し、身振り手振り、ミュージカル調で歌い出し、ラストは道路に寝転び、片手を上げながら「チョコレイトォォォ!」と叫んでいるところをご近所さんに見られたりする、お茶目で面白い内容が満載だ。
アーバンギャルドのファンであれば、さらに彼女のことを好きになると思うし、過去にイジメやトラウマにあった方、それ以外の方でもとても楽しめる内容になっていると思うので、是非読んでいただきたい。