有働さんは「おそらく元々頭が良く、常にポジティブでアクティブに進み続けている人なんだろうなぁ」とこの本を読むまでは思っていました。「自分とは遠い世界にいている人なんだろうなぁ」とも。それがこの本を読み進めていくうちに覆されました。
そうか、有働さんでもがむしゃらになったり、悩んだりグダグダしたり、そういった一面もあったのかと、そういったことがわかってくると一気に身近な存在に感じました。それでも負けずに、マイナスな事もどうにかならないかと悪戦苦闘しながら立ち向かっていく姿にとても勇気をもらいました。
どんなに悩んだとしても、有働さんには根底に「好きなものは好き」「まわりの人が好き」という思いが強く、また同時にとても大切にされており、それが有働さんを輝いて見せているのではと思いました。そして公にするには躊躇してしまいそうな不妊治療等の話も赤裸々に綴られ、そういったあっけらかんとしたところに強さも感じました。この本は同じ女性としてとても励まされ、私も頑張ってみようではないかと感じさせてくれる一冊でした。