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感想・書評・司馬遼太郎著 新史太閤記上巻下巻を読み、秀吉の新たな魅力を感じました。ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


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信長、秀吉、家康。この3大戦国大名の好き嫌いは人により分かれるもの。自分は信長ファンであり、子分の秀吉、虎視眈々と狙う家康には目もくれなかった。特に秀吉は、晩年の傲慢さが非常に嫌いであり、秀吉に関する書物はほとんど読まなかった。

しかし、最近、ある人物からオススメと言われ、この本を手にする。百姓から太閤にのし上がった秀吉。それは今さら言われなくても、よく分かる。しかし、この本ではなぜ?そのようになれたかのヒントが書かれています。上司、経営者である信長にいかに儲けさせるかを考えていたというのです。自分の禄の5倍、10倍、100倍儲けさせれば経営者である信長は喜ぶ。そう秀吉は考えて行動しているのです。今の時代、そんな勤め人がいるだろうか?とりあえず就職し、給料日になれば、お金をもらいという当たり前のルーチンワークになっていないだろうか?昔と今では違うという考えもあります。命を賭けたものではないだけで、毎日が戦国時代のような生活であることは昔も今でも変わらない。そんな熱い思いをもって、現代を生きなければ本当の成功。充実した毎日を送れないとオススメしてくれた人は言いたかったのだろう。今を生きる、甘い生活を送る人。詰まらない生活を送る人。そんな人たちに喝を入れられるような本です。