ナカノ実験室

ナカノ実験室が行う実験的なブログです。

スポンサーリンク

感想・書評「パラドックス13」 東野圭吾・著・ネタバレ注意「13時13分13秒、街から人の姿が消えた!」(レビュー)。 #読書


【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

SF作品です。「P-13現象」と呼ばれる、ブラックホールがらみの「何か?」が起こると言われています。ほとんどの人間には何の変化も起きませんが、運悪くこの「現象」に数人の人間が巻き込まれます。13時13分13秒、街から人の姿が消えた!その東京に、数人の人間が取り残されていました。
どうやって生き延びていくのか?元の世界に戻れるのか?異常な大雨が降り続き、大地震が頻発します。大雨と地震が続くことで、東京の地下が大きな川になり、地盤は沈下し、東京が壊れていきます。この描写がリアルで、異常な気象が続けば、本当にこうなるかもしれないと思わせる筆力で描かれています。
大きな地震が来ると言われていますので、現実に起こりそうな怖さを覚えました。
壊れていく東京になぜか残されてしまった数人の人間たちが、どのように助け合って生き抜いていくのかが、細かく描き出されています。
数人は無事に元の世界へ戻ることができるのですが、記憶は失われています。でも苦労した仲間が出会えば、何かを思い出すかもしれません。