このねじめさんの本は初めて読みました。
どんな内容の本なんだろうと、恐る恐る読み始めた僕ですが、「文体が優しいので、小学生の高学年や中学生の低学年でも十分読みこなすだろう」という感じで読み始めました。
思春期に父の借金で、夫婦離婚、おじいちゃんの代で築き上げた高円寺の和菓子屋が人手に渡ってします。
そんなときに、お米の配達に来ていた「むーさん」に引き取られ長野で生活を行うことになった主人公が、嫌いだった和菓子職人として再生していく物語です。
正直言って、あまり面白い本ではないんじゃないだろうかと考えて、読み始めた本のですが、次第次第にのめりこみ、とうとう最後まで読みました。
特に和菓子屋として独立するまでの話の展開には、胸がすく感じがして、タイへン楽しめました。
和菓子職人としての腕が上がるのと同時に、主人公が人間として成長していくのが楽しめました。
この本も、通勤電車の中で、少し夢中になって読んだというのが実際です。
この本も肩が凝らずに読んでしまう本です。