ナカノ実験室

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感想・書評『ブスのたしなみ(カレー沢薫)自分がどのタイプのブスなのかが分かる全女性におすすめできるブス本です!』ネタバレ注意(レビュー)。 #読書


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ブスというパワーワードで表題が飾られているため手に取るのをためらう人も多いかと思いますが、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
なんとこのブス本、第二弾というから驚きなのですが、第一弾である「ブスの本懐」もこちらの心を抉りつつ著者本人も心を抉られるような内容で爆笑必須だったのですが、コン作品もそれに負けず劣らずの面白さと毒舌さがあります。まさに声を出して笑う本とはこの本にあるべき言葉と言ってもいいくらいには笑えるので、自宅で一人の時に読むことをお勧めします。私は自宅で読みましたがあまりにも笑い転げたため家族から冷たい視線を一身に受けました。
ブスを系統に分けてそれぞれのブスに関するイメージや自身の体験談などを語るタイプの本なのですが、その中でちくちくと担当を攻撃する著者のユーモラスな性格と文体が本全体の面白さを底上げしている点も必読です。担当からテーマをもらっておいて文句をつけたり呆れてみたりと、担当と著者の仲の良さ(?)がうかがえるところや、出来る限りやりたい放題文を書き連ねているところがくせになります。
特に最期の方の章である「女は何をしても怒られる」というテーマはどんな環境下にいる女性でも頷けるところがあります。とはいえ、著者はどんなテーマでも解決方法やアドバイスをくれるわけでもないのでこちらとしても何も解決もしないのですが、友達と話してる気軽な文体が著者の魅力とも言えます。
笑いたい方・自分はどんな方の女性なのかを知りたい人にお勧めです。ただし自称キラキラ系女子はどうぞお気をつけてお読みください。