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母親による3つ子暴行事件、母親だけの問題か。「愛知県豊田市で起きた3つ子の次男が母親による暴行で死亡し」 #気になるニュース2019年


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最近は親の虐待による子の死亡という悲しいニュースが後を絶たないが、その中でも愛知県豊田市で起きた3つ子の次男が母親による暴行で死亡し、母親である被告(30)が実刑判決を受けたニュースは衝撃的であり記憶に新しい。
しかし私はその実刑判決に対して育児をする側としては、なぜ母親だけが実刑判決を受けなければならないだろうかというどうしようもない怒りと憤りを感じる。周りのサポートは完璧ではなかったように思うし、なにより父親はなぜ裁きを受けないのだろうと疑問に思う。
もちろん手を下した母親は"悪"なのかもしれないがその精神状態は正常ではなかったように思う。3つ子の育児に疲れ果て、満足なサポートも受けられず疲弊していく。それでも子供を育てていかなければならない。ただでさえ育児は戦いだ。1人だけでも精一杯で精神的にきついと思う時もある。母親だって聖母ではないから子供と離れたいと思うこともあるし、精神的な余裕があまりにもないと危険な思考にもなりかねない。それが3倍一気に来る、子育てをしたことがある人ならそれがどれほどのものなのか想像に容易いことと思う。その中で父親は何をしていたのか?仕事が忙しかったのかもしれない、妻と3つ子を養うために死にものぐるいで働いていたのかもしれない。でも、もう少し気付けなかっただろうか、妻の異変に、子育ての大変さに、サポートの手薄さに…手遅れになる前にもう少し気にかけてあげられなかっただろうかと考えてしまうのだ。
今回のニュースを見つめて、改善すべきは母親か?父親か?いや、私はサポート体制そのものだと思う。ファミリーサポート制度の見直しや保健師訪問の充実、保育園の優先順位など…簡単に出来ることではないのかもしれない。でもせめて、多胎育児を行う家庭へのさらなるサポートの充実を願わずにはいられない。