「天使はモップを持って」 近藤史恵・著
女性清掃作業員のキリコが、主人公です。キリコはお掃除のプロです。ある会社のお掃除を任されています。
その会社で起きる小さな事件を、キリコと新入社員の大介が解決していきます。キリコと大介が出会うキリコのシリーズ第1作です。
ミステリーですが、怖くないミステリーです。でも不思議なことが起きるのです。
推察力の高いキリコの思い付きが事件を解決に導きます。外見に似あわず、とても優しいキリコです。大介はそこに惹かれるのですね。
キリコについては、何も明かされません。シリーズが進んでいくと、わかってくるのでしょうか?ちょっと気になるところです。
職場での日々の出来事が丁寧に描かれており、自分の職場にも、あるある~と、思ってしまうことばかりです。
ちょっと気の良い大介の気持ちに寄り添って読んでいくと、キリコのすばらしさにどんどん惹かれていきます。
この二人・・どうなるのかなぁ~というところで、終わりになります。次回作も読まなくっちゃ!と、思います。