読書感想
角田光代さんは、2000年代以降の人気女性作家ですが、今作は直木賞を受賞しており、彼女の代表作となっています。作中のテーマとしては、青春時代も含めた女性同士の友情になっています。
本書に書いてある時間防衛戦術ってすごいなと思います。特に一番すごいなって思ったのは『電話に出ない』 ビジネスをするうえで電話って必要不可欠なものだと思っていましたがこの本を読んで考え方が変わりました。
あぶない家計と聞くととんでもなく給料が少ないとか失業をしていて収入が全く無いということを想像する人がいますが、この本を見てみると収入が少ない人よりも収入が多い人ほど家計がカツカツだったということが書いてあったのです。
このダイアリーは、手帳としてスケジュールを記入する部分に加えて、五星三心タイプの出し方、自分のタイプの2019年の運勢、その他簡単な顔型・髪型・顔のパーツ・手相占いと、手軽な占い本としても活用できる。
古書店やインディーズ出版活動もしている筆者が何年間か東京地方裁判所で傍聴してきた記録のものです。
パリに留学した典型的なカリフォルニア・ガールのジェニファーがホームステイ先のマダム・シックをはじめ素敵なパリジェンヌたちから学んだフランス流ライフスタイルの極意を伝えてくれる本作。本当に影響力のある本です。
人気作家である柳さんがまさかこんなに逼迫した状態にあったことにまず驚きました。考えていた貧乏とはレベルが違いました。家にある物を売りに行く電車賃さえない、たべるものが猫のエサしかないなんてシーンも十分にショッキングなのですが。
いよいよアラフォー目前となり、老後の事もチラッと頭をよぎることが増えてきた中、本屋さんでこの本が偶然目に入り思わず手に取ってしまいました。
映画化もされたミステリーの傑作『クリーピー』の主人公、高倉教授がさまざまな事件を解決してゆく短編集が本作です。私はクリーピーシリーズの高倉教授の大ファンです。
作家の井上荒野さんと江國香織さんが、こよなく愛する映画について対談形式で語る様子を綴った一冊です。
本のタイトル通り、読んですぐに、今すぐ話したくなります。身の回りにあるもの、何気なく見ていたもの、知っているけどよくわからないもの、そんなものたちの秘密で溢れています。 会話の中でこの中の知識をさらっと言えたら、あなたもきっと頭が良く見える…
猫がどのように人類社会に受け入れられていったかをつづった一冊です。 猫は昔から人類に好かれていたイメージだったのですが、それは古代エジプトが例外なだけで他ではあまり好かれていませんでした。
本書の冒頭に「これは小説ではない。事実だ。」とあるように、この本は実際に起きた「北関東幼女連続殺人事件」をもとにしたノンフィクションである。
80年も前の物語がマンガ化されるというのも珍しいですし、メディアでもかなり取り上げられ話題となったこの作品。
「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの初エッセイ集です。 「コンビニ人間」や「殺人出産」の世界観があまりに強烈だったので、作者はかなりクレイジーな人なのではないかと勝手に想像していました。なのでおそるおそるというか、失礼ながら怖…
お笑い芸人の若林正恭さんが司会を務めるテレビ番組を書籍化した一冊です。 この番組を知らなかったので映像で見られないのがとても残念ですが、活字でも十分に楽しめる内容でした。
朝顔の栽培を生きがいとしている、北町奉行所同心「中根與三郎」が主人公です。同心と言っても外に出るわけではなく、奉行所内で書き役をしている、どちらかと言えば窓際の人物です。黄色い朝顔を咲かせるのが、彼の夢です。
ブスというパワーワードで表題が飾られているため手に取るのをためらう人も多いかと思いますが、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
この本の表紙の見出しには、「ドリル1冊与えるなら、白紙のノートを1冊与えてください」と書かれています。 この本を手にとったきっかけは、子どもが小学生に入り、毎日日記を書かせているのですが、どうも文章が拙い表現になるので悩んでいたからでした。
手にとったきっかけはテレビを見て(番組名不明)凄い母娘だなぁと思ったから…誰しも親バカな面があると思うけど何かと周りのお友達と我が子を比較して、塾や習い事をさせたり、一生懸命子育てをしてますが、 なんか伸びないとか言うこと聞かないとか悩みは…
まず初めにこの本を手に取ったきっかけは、ほんの帯に「あなたは人を何秒で信用するか?」という言葉が目に留まったからです。もともと人間の心理や、他人が思っていることを知りたいと思っていた私は、白地に黒の文字で書かれたそのタイトルと帯のシンプル…
先日、書店で文庫本を見ていたときにこの本を見つけました。普段はマンガや小説ばかり読んでいるので、このような本は読まないのですが、私は近々試験を受ける予定があったので、この本でなんとか学習効率を上げられたらな、と思い購入しました。
こうすけくんの生きた証が分かるはなしです。この話は、こうすけくん、6歳幼稚園の年長時に白血病になってしまいます。その中でお母さんとの心温まる、悲しいけどほっこりとした気持ちにさせられます。わたしが1番心に残っているところは、「もう、死んでし…
自分を「何か敏感だ……」と感じている人がいます。私自身そうで、音やにおい、さわり心地に敏感です。また、刺激に敏感なため疲れやすくもあります。
日本から「遊郭」が消えて60年。当時の面影を残したまま、遊郭は外国人観光客に人気の旅館として生まれ変わりました。日本各地に点在する、現役で営業中の遊郭宿を集めた一冊です。
由緒ある和風旅館に江戸の面影残る湯治場、明治の男爵の旧別邸。泊まれる名建築30件を、写真とエッセイで紹介しているこの本。どこまでも続いていきそうな急階段、複雑に組み上がった吹き抜け、今にも廊下が軋む音が聞こえてきそうな写真の数々。
この本の著者は、以前ベストセラーとなった「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者でもあり、「世界一受けたい授業」でも取り上げられ、著者が出演するなどし、この本も世界34ヵ国で発売となっている、話題のベストセラー本です。
もしも身の毛もよだつような恐ろしいホラー映画の中に入ってしまったらどうやって生き延びたらいいんだろう、という小学生あたりが思いつくようなバカバカしい設定です。
頭の良さと稼ぐお金は比例しない。お金を稼ぐためにはお金を稼ぐことへの知性「ファイナンシャルインテリジェンス」が必要なのだという作者の言葉に共感しました。
大学生は暇だとか、あまり勉強する必要はないだとかいう話を耳にしていましたが、それだと大学に通うモチベーションが上がらないと感じたので、大学に入学してすぐこの本を読みました。本の内容は、海外の大学制度と日本の大学制度について主に書かれていま…