こうすけくんの生きた証が分かるはなしです。この話は、こうすけくん、6歳幼稚園の年長時に白血病になってしまいます。その中でお母さんとの心温まる、悲しいけどほっこりとした気持ちにさせられます。わたしが1番心に残っているところは、「もう、死んでしまうのかな?」といい、涙がツーと流れた。と言うところです。
子供なのに、まだ小さいのに、と色々な事を考えさせられました。病気の辛さがリアルに書いてあります。「食べたものを全部戻してしまった」「高い熱が何日も続いた」わたしの娘も一緒に読んだのですが、心に突き刺さったと思います。 小学校に上がった時にはピカピカのランドセルをかづいて、マルコめの頭になったと可愛く表現してありますが、辛かっただろうと考えてしまいます。春にはあさがおの種を植えたのですが、夏休みまた入院し治療に専念しました。その時に担任の先生があさがおを持ってきてくれ、まるであさがおはこうすけくんお母さんを見守っているようでした。こうすけくんは死んでしまいますが、お母さんがこのあさがおの、種をまた撒きこうすけくんが生きた証を感じさせてくれました。