感想
あのルパン三世のマンガ版を読んでみたいと思っていたら実家にありました。分厚くて読みにくかったです。トーンなどの類を一切使わない、ワイルドな感じがすごく荒々しくてかっこよかったです。正直言うとやっぱり読みにくかったです。私の知っているルパンと違い、もっとかっこよくて女好きで、非道なこともしていたりするようなお宝の為ならなんでもするようなダークヒーローの様な、そんな男を想像していました。
しかし、女性の体に埋め込まれたマイクロチップを取り出すためにルパンを装い乱暴をした男にこらしめたあとに向かって「ルパンの名を使っての悪事は許せん!」とひと言。かっこいいです!やっぱりみんなのヒーローですね。彼は。途中で峰不二子も出てくるのですが、この荒々しくて独特な線のおかげなのかものすごくセクシーです。さながら絵画のようなセクシーさにうっとりとしてしまいます。「峰不二子という女」というアニメ作品でも使われていたハードボイルドな言い回しや目を離せないくらいに次々に巻き起こる事件にどっぷりつかってしまい本当にあっという間に読み終わってしまいました。この作品をアニメにしようとした人に感謝します。不思議なことに、作品の中で起こっていることなのにこっちが騙されたような気分になって面白かったです。