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感想・書評『そして誰もいなくなる:今邑彩・著』ネタバレ注意「主人公の在学する高校の演劇部が、開校記念式典に、演劇を上演することに」(レビュー)。 #読書


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「そして誰もいなくなる」 今邑彩・著

これは本当に怖い話です。ミステリーホラーの名手、「今邑彩」の著作は、みな怖いですが、これはその筆頭作と言っても良いでしょう。
主人公の在学する高校の演劇部が、開校記念式典に、演劇を上演することになりました。
その劇は「アガサ・クリスティー」の名作「そして誰もいなくなった」です。ここから怖さが始まるのです。
「そして誰もいなくなった」の劇のとおりに、殺人事件は起きます。一人目は舞台の上で・・
殺されていくのは女子高校生。次々と・・なぜ・どうしての疑問が山積みです。「そして誰もいなくなった」の内容に合わせての「見立て殺人」が、続きます。
恐いです。「息詰まるスリルとサスペンス」とは、もう使い古された感のある言葉ですが、この作品には、そのまま当てはまります。
だんだんと犯人が絞り込まれてきますが・・そう簡単にはいかないのです。一応この人か?と、思いながら読み進めていきますが・・アッ!と驚かされる展開になるのです。
え~~なんで~と、もう一度読み直してみなければ・・という思いを抱かせる作品に仕上がっています。