野口英世 著者 井出孫六に感動する。
野口英世は幼名野口清作は会津猪苗代湖近くに生まれ母親のしかが野良仕事の間に囲炉裏に落ち大火傷をした清作は友人達からテンボウテンボウとからかわれていたそうな。
この作品は貧しさと身体的障害に打ち勝ち見事に世界の細菌学者として知られる。猪苗代の幼なじみ、運命的な恩人との出会い、初恋、そして渡米。野口英世と言う強烈な個性の偉人の物語である。会津での学費援助者である小林先生との出会いそして会津若松でのドクトル渡部のもとでの医学書生、また東京での恩人高山歯科医学院での血脇先生との出会い。
渡米先でのロックフェラー細菌学研究所の恩人フレキシナー博士との出会い。この恩人方々の出会いがなければあの世界の野口英世の誕生はあり得ない。最初から既にレールが引かれていた運命的なものを感じずにはいられない。勿論野口英世の人波外れた頭脳と努力の賜物ではあるのでしょうが。この書物を手にして彼の辛抱強さと不屈の精神力には頭が下がる思いです。本当に感動的でした。