maminismさんからの寄稿です。
絵を視る目、自分の実力
大学に入って、もうすぐ半年になる。
この半年、結構な数の課題をこなして、それなりの単位数を獲得した。
先生からのアドバイスも課題ごとに頂き、全てを頭に入れたつもりでいる。
かなりの知識を、大学で得たと思う。
たとえば、モノの見方。
そして、見たものの描き表し方。
明暗の見方、奥行きの出し方、タッチの種類、バランスの取り方。。。
課題が進む度に、得た知識を生かして描いてみる。
上手くいく場合もあるけど、たいてい上手くいかない。
知識は増えても、それが自分の技になりきれていないからだ。
だから、そこで自分の限界を知る。
限界がわかるということは、課題がわかるということ。
そして、その課題を克服するためには、ただ繰り返し描くしかないということ。
たとえ知識が増えても、それを形にできるかできないかは、自分の実力次第だということだ。
果たして私の実力は、底上げされているのか。。。?
正直、自分では判断しかねる。
客観的な目を持ってモノを捉え、描こうとするけど、完成した絵は主観的である。
だから、自分の絵を客観的に評価することは難しい。
以前、ある先生が仰っていた。
自分の作品は、目のつく所に飾り、毎日見ましょう。
最低1カ月は飾りましょう。
と。
つまり、
最初は、上手く描けたところや、気に入っているところなど、いい部分が見える。
しかし、1カ月程経つと、以前見えなかった、アラが見えるようになる。
。。。らしい。
聞いたときはピンとこなかったけど、今わかった気がする。
時間が経つことで、自分の絵を客観的に見れるようになるということだ。
客観的に自分の絵を見れるようになった時に、自分の絵をきちんと評価できる目を、持ちたいなと思う。
そのためには、やっぱり、描くしかない。