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感想・書評『宝くじで1億円当たった人の末路:鈴木信行・著』ネタバレ注意「不労所得を得ると人は道を踏み外す」(レビュー)。 #読書


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「宝くじで1億円当たった人の末路」 鈴木信行・著

話題になっている一冊だと新聞で知りました。私はひねくれ者なので、いわゆる自己啓発本はこれまでほとんど読んだことがありません。「そんなの個人の自由でしょ」「人それぞれなのではなかろうか」などとどうしても反論してしまいたくなり、読み終えた頃には読む前よりも余計にモヤモヤしていることが多々あるからです。
この本はタイトルに惹かれて手に取った人には、正直少し拍子抜けしてしまう内容かもしれません。しかし説教じみた人生訓ではないし、文章も短く簡潔なので気軽に読むにはうってつけだと思いました。こういう読み物もたまにはいいですね。
不労所得を得ると人は道を踏み外す、と薄々気づいているのに、どうして宝くじを買ってしまうのか。やっぱり夢を見たい、そこにロマンを感じるからではないでしょうか。しかしもう宝くじを買うのはやめようという気になってきました。また、「友達ゼロ」の人の末路には共感できる部分が多かったです。日本社会に根深くはびこる同調圧力なんて気にしなくていいんだという気持ちになれ、少し明るい気分になることができました。