」で便利でお安く。新しい感覚の『ライ麦畑でつかまえて』 『ウォールフラワー』
小心者の高校1年生のチャーリーは「ウォールフラワー（壁の花 パーティーなどで誰にも話しかけられず、ずっと壁に背をもたれて立っている）」。彼がある人に手紙を書く、という独白で物語は始まります。目立たないよう、傷つかないように日々を送るチャーリーですが、ちょっとしたきっかけから、破天荒な男の子と女の子と知り合い、そこから少しずつ心を開くようになっていきます。
そんな中、物語ではチャーリーの過去が少しずつ解明されていきます。チャーリーが憬れる少女を演じるのは、ハリー・ポッターシリーズでハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソンで、弾ける魅力を発します。80年代を舞台にした物語のサウンドトラックも充実しており、時代を感じる多くの曲が流れます。特筆すべきは、ラストに流れる1977年リリースのHeroes （デヴィッド・ボウイ）で、時代を越えたサウンドです。スティーブン・チョボスキーの原作本は、20世紀の『ライ麦畑でつかまえて』と称されました。
ありがとう寄稿。
原作は読んだことがありませんでしたが、元の世界に戻ることができたと聞いていたので、ドラマ版でも現代に帰ってハッピーエンドを迎えられるだろうと見守っていました。
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