少女漫画家の新鋭末次由紀が帰ってきた!
それだけでうれしい。この作家の作品が世に出るだけでわくわくが止まらない。
そんな期待を裏切らない圧倒的画力と繊細な内面の表現は、他の少女漫画とは一線を隔すと(勝手にですが…)思っています。
舞台はある高校のカルタ部。
「カルタ」と聞いて文化部で少し暗いイメージを持たれる方も多いと思います。
かくいうぼくもその一人でした。
だけど、各評論雑誌で絶賛を受けていたので、恐る恐る手に取ってみると、男の僕でも男の僕でも熱くなるような所謂スポコン漫画の要素が多く、あまり認知されていないスポーツとしてのカルタの面白さを教えてくれる。
そこには相手との一対一の心理戦があり、緊張感があり、そしてそれを支えるカルタに対する作者の知識の多さに脱帽です。
カルタというものに対する作者の専門性が作品を支えていて、読んでいてすごく安定感があり、現在刊行21巻を数えますが、長く続いてるにも納得です。
余談:最新刊21巻は主人公が通うカルタ会の館長(おじさん)が表紙です。
だけど、このおじさんが本編ではかっこいいんです。これまた。
こちらの記事は、在宅ワークにて募集した記事です。詳しくは、以下の記事をどうぞ。