」で便利でお安く。寄稿を頂きました。
緊急取調室
取り調べの可視化をテーマに作成されているドラマ、緊急取調室。
真壁有紀子(天海祐希)は凶悪犯を逮捕することに執念を燃やす感情豊かな女性バス立てこもり事件で犯人、人質ともに無傷での解決を望むがあと一歩の所で恐怖に耐えられない人質の一人が銃を構える犯人の隙をついてバスを飛び出すが犯人と対峙して交渉にあたる真壁有紀子には想定外の出来事。
危険を感じた上司は待機していた狙撃犯に犯人の狙撃を命じる。犯人は狙撃され事件は終息へ向かうのだが真壁有紀子はあともう少しで、「全員無傷で解決したのに！」と狙撃を命じた上司に憤りをぶつける。犯人までも無傷で捕まえたいという思いの裏にはどのような信念と背景があるのか、これからの事件の中で明かされるのか興味深い。
一転事件をきっかけに緊急事案対応取調班、通称キントリに配置換えとなった真壁有紀子はある事件をきっかけに凶悪犯と化した犯人を演じる高嶋政伸を完全可視化をされている取調室の中で対峙するが以前突破口はつかめない。そんななか些細なことをきっかけに犯人を追いつめる真壁有紀子は犯人に自分の激情とも思える気持ちをぶつける。
クライマックスの犯人に激情をぶつけるシーンこそ今回の見どころではないだろうか。突然の体調不良を乗り越えて、新たな境地で臨むかのような女優天海祐希の演技はよりリアルに鮮明に心に迫ってくる。
