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殺人の門(東野圭吾)感想・書評&あらすじ・小さい頃から一緒だった2人の男の対照的な人生について描かれて…ネタバレ注意。


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寄稿頂きました。

殺人の門  東野圭吾

最近読んで面白かった小説はこの本です。
小さい頃から一緒だった2人の男の対照的な人生について描かれていて、1人は幼い頃に貧乏で、生まれながらにお金持ちと貧乏では差別だ、と考えています。何とかお金持ちになろうと曲がった道ですが手に入れるために進んでいきます。その上で生まれながらにお金持ちな子に対して大きな嫉妬心をもっています(Aとします)。

もう1人は生まれながらにお金持ちの家に生まれましたが、数々な不幸が重なり大人になるにつれて人生が転落して行きます(Bとします)。
Bはその不幸の過程に必ずAがいるのでおかしいとは思いつつも、本当に困って人生が終わりそうな時にはAが助けてくれたので感謝とは違いますが縁を切りきれないでいます。しかし、最後の最後にBの不幸の始まりの両親の離婚からAが全て関わっていたと知って、タイトルのとおり「殺人の門」をくぐってしまいます。
本当にAの発言や行動が許せないと思える作品で、人はこんなときに殺人の門をくぐるだなぁ、と思いました。