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千津美と藤臣君のシリーズ①春を待つころ(文庫版)「秋風揺れて」ひかわきょうこ/感想&あらすじ・志野原千津美(しのはらちづみ)は両親を亡くし…ネタバレ注意。


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  • 千津美と藤臣君のシリーズ・1

一言感想

志野原千津美(しのはらちづみ)は両親を亡くし、育ててくれた姉が嫁ぐことによって一人になる。姉にはそのような姿を見せられなく、元気に振る舞う千津美。
一方、藤臣功(ふじおみこう)は泣いている千津美を見かけたことにより、目が離せない存在になっていった。
はじめは藤臣を怖がっていた千津美だったが、次第にさり気ない優しさに惹かれていく。

好きなキャラ。

藤臣功。
無口だけど優しく千津美を見守ってくれる男らしいところは女の子の理想そのものです。

好きなところ。

運動会で姉に元気なところを見せようと精一杯頑張る千津美。気に掛ける藤臣。
そんな千津美が借物競争で引いたくじは「恋人」。
赤面して硬直する千津美と一緒に走ったのは藤臣だった。
告白らしい言葉はない二人のはじまりである。

作者に関して。

ひかわきょうこ先生の作品のキャラクターの元になったような二人という印象があります。
志野原千津美は可愛いけれど芯の強いところがある女の子。ドジが特徴のようになっていますが、姉に心配をかけないように笑顔で頑張ります。
藤臣功は無口で強く、千津美を守ってくれる男の子。自分を特別に考えて守ってくれる理想の男の子。
私的ですが、ひかわきょうこ先生の他の作品においても好きになる作品に、似ている傾向のタイプが多いようです。