- 千津美と藤臣君のシリーズ
- 銀色絵本
一言感想
志野原千津美(しのはらちづみ)と藤臣功(ふじおみこう)は別の大学ながら共に大学生。順調に交際しています。
そんな時に藤臣の元彼女であるという八杉朝子が千津美に対して藤臣とのことを聞いてきます。
しかし千津美はそんな朝子が言っていることが分かりません。
根本的な藤臣に対する考え方。どんなに優れて見える人でも相性があり、藤臣を理解しているのは千津美でした。
好きなところ。
朝子に何を言われても自分の藤臣に対する気持ちにも藤臣の自分に対する気持ちにも揺るがない千津美。
好きなエピソード。
たまたま藤臣たちの同窓会場にアルバイトの助っ人として入る千津美。
そんな千津美に藤臣の同級生は戸惑いがち。中学時代の彼は無口すぎて他人が敬遠するタイプだったのだ。
そんな藤臣の何気ない行動をあっさり言葉にする千津美。
藤臣も千津美の側だと雰囲気からして違い、千津美のドジのフォローもばっちりです。
二人の世界にならなくても二人の世界のように感じます。
おすすめ。
朝子は藤臣が好きだったというよりもそばにいてあげるという上から目線があり、着いていけなくなると彼が悪いと自分のプライドを取りました。
千津美は言葉がなくても藤臣の気持ちが分かる彼にあった女の子。
千津美の存在によって、自分の朝子は過去の過ちに気付きます。