一言感想
結婚した山岡士郎とゆう子は幸せな結婚生活を送っていた。
ただゆう子の家族や友人は遊びにくるものの海原雄山との距離はそのままの状態であった。
そんな時、海原が陶芸の師である唐山陶人から破門される。それというのも海原の弟子が陶人の贋作を作ったからなのだが、海原がその人物をかばったからだった。
そしてその贋作を作ったのは山岡夫妻が公私ともによく世話になっている料理人、岡星精一の弟の良三だったことを知るのだが、良三自身もだまされただけだった。
良三自身はあくまで勉強のために作っており、陶人先生に意見を聞いてくれるという美術商の言葉にだまされたのだ。
山岡は話を聞いて「合鴨」の料理がすべて解決してくれると考えるが、二人をどうやって合わせるかは思いつかない。そこでゆう子は会場として自分たちの家を使うことにする。
好きなところ。
ゆう子の作戦通りに海原を家に招くことに成功する。これはゆうこにとっても賭けだった。
山岡もふてくされながらも二人の仲直りに、良三を合鴨に例えて説明し、さらには海原が知らない陶人先生の本音まで引き出したのであった。
好きなエピソード。
解決した途端、訪ねてくるゆう子の家族たち。これもゆう子の狙いだった。
今は予行練習のようなものでもいつか本物にしてみせると思うゆう子でした。
- 美味しんぼ(文庫本)33巻
- 第6話 団欒の食卓 <前中後編>
- 作:雁屋哲 画:花咲アキラ