アメトークの運動神経ない芸人に私は2度救われました
アメトークは仕事が終わって帰宅をし、何も考えたくないときに見ている、BGMのような番組です。
アメトークの「~くくり芸人」には仕事の疲れを忘れさせてもらえるような笑いを頂きましたが、その中でも「運動神経ない芸人」に、私は2度、救われました。
1度目は私自身です。
3.11の震災のあと、都内で心細く、どうしたらいいか途方に暮れていた私は、気分をどうにか元に戻そうと考えました。その時に思いついたのが「運動神経ない芸人」のDVDです。
近所のTSUTAYAに行ってDVDを借り、自宅でひとり、クスクス笑いながら5回くらいは見たかもしれません。
「運動神経ない芸人」の皆さんは、基本的に必死です。一生懸命です。でも、その不恰好さに笑わせて頂きましたし、自分自身も「不恰好かもしれないけど、震災から復興する手伝いをしよう!」と気持ちが前向きになれました。
2度目は私の母が「運動神経ない芸人」を見て久しぶりに笑った時です。
母はまさに3.11の震災にあった人で、家が液状化現象で傾き、父と一緒に暮らしていても心が塞ぎ切っていました。
そんな母に笑ってほしいと思って年末に一緒に見たのが、年末スペシャルで放送されていた「運動神経ない芸人」でした。
普段の母はお笑い番組を「面白くない」と言ってまったくみませんが、この「運動神経ない芸人」だけは別でした。お腹が痛くなるほど笑い転げる母を見て、私も救われました。
お笑い芸人って、苦しい時にこそ必要な人たちなのかもしれません。