」で便利でお安く。忍たま乱太郎5月1日放送分を見て-先輩がやったんですか-
面白いところ･･･忍術学園の、用具委員会の先輩が塀を壊した犯人を憎みながら、自分が会計委員会の先輩とけんかして塀を壊しているところです。会計委員会の先輩も、普段はきっちりしているくせに、個人としてやっているので、予算は出せないというへりくつを言っていて笑えます。
そんな先輩たちが壊した壁を、しんべえたち、用具委員会の下級生たちが修理しています。しかもしんべえは、乱太郎、きり丸とともに、アルバイトに行くという約束をしていました。そういういきさつから、用具委員会でない、乱太郎、きり丸も修理を手伝うことになってしまいました。これでは乱太郎、きり丸があまりにも気の毒です。
そうこうしているうちに、またもや用具委員会の先輩と、会計委員会の先輩がけんかを始め、せっかくきれいになってきた壁がたちまちボロボロになってしまいました。それでも「けんかは塀から離れてやってください」という後輩たちに、優しさを感じました。先輩への尊敬の表れでしょうか。普段、自分たちがドジをして、先輩に迷惑をかけているかもしれないという謙虚な気持ちや、普段の自分たちの負い目が反映されているのでしょうか。この作品ならではの笑いとともに、お互い様の精神という暖かさが伝わってきました。
結局、けんかをした先輩たちは、自分たちで塀を修理することになりました。やはり長く放送されている作品だけに、普段どれほどすごいことをしていても、いけないことはいけないということを、きっちり教えているなと思いました。それでも当の先輩たちは、塀を修理することでも競争しようとしています。相変わらずの先輩たちですが、正しいことをしているから、まあ、いいんだろうなと、苦笑いできるよさもあるかなという感じがします。
