」で便利でお安く。一言感想
主人公の森田真由（もりたまゆ）のイラストが色気があってなんだかかわいくて好きです。あまりお喋りをしないタイプの女の子は苦手ですが、こんなふうにたくさん考えたのちにタイミングがなくなるのはよくある事なのでもう少しなんとかならなかったのかなと思います。
面白いところ。
無口なので冷静でおしとやかなイメージがありましたが意外と慌てんぼうのうっかり屋なところが面白いです。男子生徒からの受けがよく、また女子生徒からも好意的に接されていて気持ち良く読み進められます。ただ、父親が毎回毎回性的にだらしないシーンが多々あるのはちょっといただけないです。
好きなところ。
周りに理解者、というかあまり気にしない性格の人が多くて自然と森田が輪の中にはいっていることに和みます。実際の社会では温和な人はあまりいないし、自分がかわいい人ばかりだけれどこのマンガは人間関係のゆったりとした感じが好きです。
好きなキャラ。
主人公の森田が一番好きです。自分を犠牲にするのではなく、他人にやさしく思いやりのある女の子ですごくカワイイです。作中で「冷凍イカのような目」と言われるシーンがあるのですがなぜ目を暗く描いているのかちょっとわからなく、その点だけちょっと不満です。意図があってあのようなデザインなのでしょうし、怖いといった印象は受けませんが他のキャラと明らかに違うのでちょっと浮いているように見えます。
好きなエピソード。
友人たちが新しくできたカフェの店員さんがかっこいい！という話題で盛り上がるという話です。森田はそのカフェに行ったことがあり、さらにその店員も見たことがあるのですがその店員は妻子持ちで鼻毛が出ていた、という事実を言えないでいます。ずっと言おうか言わないでおこうか悩んで悩んで、結局オチで友人たちは「行かないことにした」と。学校から帰った森田は悩んでいたことの馬鹿らしさに大笑いします。その大笑いでも声を殺していてかわいくて面白かったです。
おすすめ。
アニメ化していたことは知っていましたが4コマとは思いませんでした。見やすいイラストで、派手な演出もなくとってもかわいいので同年代の女の子にもオススメです。
作品に関する思い出。
4コマなのに一冊一冊にものすごく読み応えがあります。一冊読み切るのにかなり時間がかかりました。巻が進むにつれ段々と恋の話も多くなってきて女の子らしくなってきて懐かしくなります。
作者に関して。
この作品で初めて知りましたが、お子さんがいらっしゃるそうで勝手に一気に親近感がわきました。好みのタッチの漫画家さんなのでこれからも読んでいきたいです。
その他。
カバーをめくると4コマでないストーリーが読めるのでそこも好きです。読み返すたびに懐かしい気分になるのでさびしいときなどに読んでいます。
