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妖怪アパートの幽雅な日常・全10巻(原作:香月日輪/作画:深山和香)感想&あらすじ・主人公稲葉夕士、寮が家事で焼けてしまった高校生…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

住むはずだった寮が家事で焼けてしまった高校生の主人公、稲葉 夕士。偶然見つけた格安アパートはものすごいいわくつきだった!というのがあらすじです。結構かわいい姿の妖怪や幽霊が出てきて、それ自体に存在意義があるのが面白い乃ですがそれとは全く関係なく、作中に出てくるご飯がいちいちおいしいそうでたまらないです!既刊を通して読みましたが、1巻での「クリ」という男の子の幽霊の話が一番忘れられないです。

実のお母さんは未婚の若い女性で男に逃げられ、子供を虐待死させてしまい、死後も恋しくて会いに来るのだそうです。でも危害を加える存在であり、もうクリに会いたいという害のある妄執しかないそうなのでそれが消えるまで永遠に親子ともそのままなのだそうです。子供を虐待してしまう気持ちは痛いほどわかります、それよりも愛している心の方が強く実行は出来ませんが。殺してしまった子供を自分が母と名乗れるかと言われたらおこがましいけれど子供を捨てなかった彼女はやっぱり愛しかったんだと思います。自分がもうすぐ母親になるからかこの手の話には弱く、ぽろぽろと泣いてしまい、夫を驚かせてしまいました。主人公もこのエピソードで泣いてしまっていたのでやっぱり親子の話は感動するなあと思いました。