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マギ・シンドバッドの冒険3巻(原作:大高忍/作画:大寺義史)感想&あらすじ・アラビアンナイトのようなきらびやかで優雅な感じが伝わって…ネタバレ注意。 #マンガ


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感想

これが噂の、あの「マギ」か!と思って読める日を楽しみにしていたのですが、どうやらこの作品はシンドバッドというマギの登場人物の一人である少年の話でいわゆる外伝のようです。ちょっとがっかり。でも読んでみるとアラビアンナイトのようなきらびやかで優雅な感じが伝わってくる街並みの感じや、服装がとっても素敵でアクションシーンや設定、ストーリーもすごくかっこよかったです。

シンドバッド少年の父親の最後がかなり胸糞悪い感じですが実際はあんなふうに解決しない後味の悪さなんだろうな、と現実味があるように思えました。私自身、ディズニー映画の「アラジン」の大ファンなのでこの作品の世界観が素敵で一気に好きになってしまいました。アラビアンな雰囲気なのに女性キャラの露出がそれほど覆っておらず、ヘルシーなセクシーさがかわいいです。また、戦争や差別などかなりビターな描写も多く、深く読み進めていくとその意図はなくとも現実問題ともリンクさせるととても考えさせられます。家族を守ろうとした、という主人公の父親の考えは死ぬ直前に国民に伝わったようでもっと少しずつ広めていった方が、家族中が「非国民」と差別されずに済んだのではと思います。本編のマギのほうをものすごく読みたくなったので、古本屋で買いあさろうと思います。