「るろうに剣心 伝説の最期編」 驚きの再現度
前作の京都大火編の続編となった今作、やはり注目すべきは圧倒的な殺陣のスピード感!人気漫画実写化のネックの一つである「戦闘シーンの再現」を見事にクリアしてみせたと言っていいと思う。原作を読んだ人間なら気になる各キャラクターの必殺技も可能な限りリアルな形での再現として組み込まれているのもうれしいところである。
再現性という点で言うならば敵キャラクターにも是非注目してもらいたい。「京都大火編・伝説の最期編」このニ作品ではかつて政府の闇の部分を請け負っていた人切り抜刀歳こと緋村剣心と、かつての維新政府に裏切られ復讐に燃える抜刀歳の後継者だった男である志々雄との対決。
もちろん志々雄の再現度も非常に高いのだが、その志々雄の同士である他の個性豊かな敵キャラクターの再現度が非常に高いのである。戦闘自体はメインのキャラクター達にどうしても持っていかれてしまうが、物語の所々で登場する志々雄一派の面々には是非注目してもらいたい。
原作を知っている人は、再現度や漫画では一コマで描かれる必殺技の生の動きに注目してもらいたい。