」で便利でお安く。「鉄腕アトム 」突然訪れたまさかの最終回
皆さん、ご存知の「鉄腕アトム 」TVでは新たに放映もされていました。
しかし私がお話したいのは昔々のTVが白黒だった頃のアトムです。
当時は 子ども向けのアニメ放映も少なく、鉄腕アトムは日曜日の朝に放映されていました。
その時間、多くの子ども達がTVの前に集まっていたと思います。
私も今日はアトムがどんな活躍をするのかと楽しみに見始めました。
ところが、段々とストーリーが大変な事態になって行くのです。
地球に惑星が衝突する！
もう地球は助からないかも知れないと言うのです。大変です。
ロケットに爆弾を積んで地球に向かって来る惑星を破壊する事になりました。
ただ 爆弾を命中させるのは難しく ほんのわずかの誤差も許されないのです。
とても人間では無理と言う事でアトムがロケットに乗り込む事になりました。
地球上ではお茶の水博士を始め、アトムの家族、沢山の人びとが空を仰いで成功を祈っています。私もTVの前で祈りました。
しかし爆弾を掲載したロケットの軌道が何かの原因(ここは良く思い出せません。流星を避けようとしたのか、不慮の事態があったと思います。) でズレてしまうのです。
何と言う事でしょうか…
軌道修正もできません。このままでは地球を救えない！
そこでアトムが取った行動は…
自分の10万馬力でロケットの軌道修正をすると言う事でした。
もう地球に戻れない、そう理解していたアトムは、そのため自分の全てのエネルギーを使い果たすのでした。
爆弾を掲載したロケットに必死でしがみつかながら軌道修正し、遠くに見える地球を見て「ああ、何て地球はきれいなんだろう」と…これで地球が救われたと言う安心感からか、本当に優しい声でした。
それがアトムの最後の言葉でした。
アトムはロケットと共に惑星に突っ込んで行きました。
これがアトムの最終回です。
まさか！そんな…日本中で見ていた子ども達は皆、大ショックでした。
最終回と言う予告も何もなく、突然の終わり方に避難轟々だったそうです。
私もアトムの最後に涙目になりながら、あまりのショックに言葉も出なかった、そんな鉄腕アトムの最終回でした。
