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ドラゴンクエスト-ダイの大冒険/最終回・結末感想ネタバレ注意!あらすじ・エンディングのページはRPGのエンディングと似通うページ配置で…。 #漫画


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ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-当時2chがあったら大盛り上がり!?

概略で見れば、何の変哲もないRPGのストーリー展開ではあるが、それぞれのキャラクターで物語が展開していくところにまた違った面白さがある。
熱いキャラクター達がいる中でも、大魔王バーンとの最終戦のポップの活躍は日本の漫画史上語り継がれてもいい名キャラクターにふさわしいと思う。

ポップが人の死を意識する幼少期の描写から、人類代表とする「一瞬だけども一生懸命生きる宣言」の流れは鳥肌がたつところ。主人公ダイと一番長く旅を続けてきた仲間であり、最終戦のステージに立つ唯一の人類として正義の説得の文句としては余りあるぐらい気持ちのいい場面であった。

ポップとダイが裏の暗躍者キルバーンによる人類滅亡の危機を阻止すべく、三者供に上空彼方で爆死する策にでる。しかし、そこまでカッコよくポップを書かなかったのも作者の妙ではあった。ダイがポップを蹴落とし、ダイが一人だけ犠牲になることを選んだのだった。
ダイの剣が光り輝くから、生きてると言う魔族の鍛冶屋。ポップも共に亡くなっていたら、ただ人類のために亡くなった人間でしかなかった。ポップが最後まで生きていること(厳密には一度死んでる)が主人公のヒーロー像をきっちり守ったと言っていいと思った。

エンディングのページはRPGのエンディングと似通うページ配置でポップが地図が読めないキャラクターとなっていた。そんなところにポップの人間味を残して物語は終わっていた。